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築30年の木造住宅耐震補強工事です。
本間8畳和室が2間つづき、襖や障子で間仕切り、大きな縁側が南に張り出した開放的な大空間が特徴的な間取りでした。
ただ、この大空間ゆえに現行建築基準法上の耐震基準には不適格となっていました。 「将来いつ発生するかわからない地震に備えて効果的な安全対策をしてほしい」とのお客様の要望でした。
今回の耐震改修では、この和室のスタイルを大きく損なうこと無く耐震安全性・施工性・経済性を満たせる施工をおこないました。施工までの流れは下記の通りです。
今回の施工に採用した耐力壁(筋交い・耐力パネルなど)は港製器工業㈱製(大阪府高槻市)の木造用耐震鋼製筋交い「フェウッド」です。真壁(柱を見せた和室に多い壁様式)の薄い壁内に効果的に筋交いを施工できる優れもので、壁倍率2倍と3.1倍の2種類があります。国土交通大臣認定商品。
施工性が良く、値段も比較的お求め安い商品です。
鋼製筋交い「フェウッド」を耐力壁として入れた壁
「フェウッド」の柱と梁への仕口 専用コ−チスクリューボルト8本留め
既存の木製筋交いを新しい物に替えて金物補強を施す。
この後は通常の内装工事と同じ工程。
約2週間で工事は終了。リフォーム工事と併せて耐震改修工事を行ないましたので耐震改修のみに関わる費用はかなり抑えることができました。
今回は内装リフォームも併せて行ないましたので内壁利用の耐震補強を選定しましたが、内壁を壊さず外壁側のみにて耐震補強を行なう工法もあります。
どの工法を採用するかは詳細な打ち合わせが必要です。
木造住宅耐震補強工法の紹介はこちら(大阪建築防災センターより抜粋)
《問題点》
リフォームで床や壁や天井をめくる工事がある場合、必ず不良箇所をチェックし、今より少しでも安全側に向かうように補強や補修をする事が大切です。木造住宅では柱と土台、柱と梁の接合部の金物補強や、筋交いの増設等少しの手間を掛けるだけで、耐震補強が可能な場合があります。家全体の耐震改修ではなく部分的な耐震改修となりますが、効果はあります。
当社ではこのようなご提案をいつも心掛けています。状況に応じて経験豊富な大工や設計士が適切に対処します。
新築、リフォーム、介護リフォーム、耐震改修、自然素材のこと等住まいのご相談は何でも。
担当:渡邉(わたなべ)
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新築や戸建リフォーム・マンションリフォームなどちょっとこだわりの快適空間をお考えの皆様のお手伝いをさせて頂きます。
自然素材を取り入れた住まいづくりを手がけている工務店 木建工房 です。お気軽にご相談下さい。
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