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築40年のマンション改装実例です。自然素材の実例施工。
小さいですが落ち着く空間です。 (売却済)
施工完了時の美しさをピークに使えば使うほど老朽化してみすぼらしくなるのが工業化製品。
これが実感です。
私は10年前に自宅の1階床にナラの無垢フローリングを施工し、2階床に一般的な合板フローリング(表面が光沢のあるもの)を施工しました。使用感と経時変化を比べようと違うものを施工しました。
その結果・・・
無垢のナラフローリングは長年の使用で多くのキズはありますが、さほど目立たず気になりません。板の一枚一枚には個性的な木目や色の濃淡があることや、蜜蝋ワックスで定期的にメンテナンスを行なっているため自然なあめ色の艶が板の表面に出ていることで視覚的にキズを目立ちにくくしているのです。重量物を落としてできた”大きいキズ”や”へこみ”もサンドペーパーや水を含ませたスポンジなどでほとんどわからない程度に補修できます。足触りはさらっとしていて気持ち良いです。ただ、常に水のかかりやすい所、トイレ、洗面脱衣室などはなどには不向きです。 また、床暖房にも適しません。(床暖房対応品除く)
一方、合板フローリングでは、同じく多くのキズがついていますが、よく目立ちます。板の表面が硬い皮膜で均一にコーティングされていてキズがつきにくいとの宣伝文句でしたが、効果は永久的なはずもなく、光の反射によってかえって細かいキズを目立ちやすくしている様です。補修方法としては合成樹脂のワックスでピカピカにしてキズをごまかします。
無垢材のフローリングには松、杉、桧など材質がやわらかい針葉樹系とナラ、タモ、メープル、チークなど材質が硬い広葉樹系があります。好みに合わせて選んでいただけます。
内装の壁材として最も多く採用されている物はビニルクロスです。
価格が安い、多種多様な絵柄やデザインがある、施工においても工期が短い、部分補修がし易いなど、工務店にとってもお客様にとっても非常に採用しやすい商品です。よって今やほとんどの住宅の内装材として採用されているのが現状です。 (日本で広く普及しているビニルクロスですが欧米など海外では見ることがありません。)
しかし、日常生活における機能面ではどうでしょうか?表面がビニルでコーティングされているため調湿性はありません。たくさんの人が集まるリビングや寝ている間に汗として多くの水分を放出している寝室などでは結露の原因やカビの原因にもつながります。
私たちが内装壁としてよく使用している自然素材の商品は基本的に調湿性のあるものです。湿度が高い時にはその水分を吸収し湿度が高い時には放出します。 かつての日本家屋で内装材として多く使われてきた漆喰や珪藻土、じゅらく、綿壁、土壁、和紙、羽目板等は調湿性がありました。中には消臭機能やホルムアルデヒドなどの有害物質を取り除く機能を持った商品もあります。 自然素材の壁材はビニルクロスよりも機能性が格段に優れています。
ビニルクロスの機械で印刷された柄、模様とは違い自然素材による壁材の柄、模様は職人技が生み出した唯一無二のものでなによりも味があります。 (ただし、若干の色むらや、下地から発生するひび割れ等簡単に補修できない現象が起きることがあります。これらが許せない方にはお奨めできません。)
たとえば、リビングや寝室には薩摩中霧島壁を使用し、トイレにはエコカラットを使用。油汚れ等が付きやすいキッチンには拭き掃除ができるビニルクロスを使用するなど部屋によって内装材を使い分けます。適材適所です。廊下の壁のリフォームでは古いビニルクロスを剥がさず、その上に珪藻土にわらすさを混ぜたもの(シコク けいそうリフォーム)を左官コテ仕上にする。 などなど。
皆さんも、部屋の用途に応じて機能性に優れた自然素材の壁材を採用されてはいかがですか?
新築、リフォーム、介護リフォーム、耐震改修、自然素材のこと等住まいのご相談は何でも。
担当:渡邉(わたなべ)
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自然素材を取り入れた住まいづくりを手がけている工務店 木建工房 です。お気軽にご相談下さい。
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